＜２００２年度関西男子１部秋季リーグ戦＞ ・９月１５日（日）１０：００〜 於：大阪体育大学 甲南大３−２天理大 大商大３−０大体大 近畿大３−０経法大 立命館１−３大産大 ＜本日の試合＞ 「粘りと堅実なバレーで大産大が立命館を下す！」 春４強入りの甲南大は、巻き返しを狙う天理大の猛攻に出鼻をくじかれ、いきなりの２セットダウン。しかし、その後甲南大も粘りが復活し白熱の好ゲームを展開。最後は甲南大が天理大を振り切ってフルセットの末に逆転勝利。春３位の大商大は、大体大の勢いの前に押され気味の展開。第１セット・第２セットともジュースの末になんとか大商大が勝利。結局第３セットは力つきた大体大が自滅し、大商大は苦しみながらもストレート勝ちを収めた。春２位の近畿大は爆発力のある経法大と対戦。試合は開始から近畿大の高さとパワーが炸裂し、経法大の勢いをシャットアウト。 結局３−０のストレートで近畿大も白星発進した。 わが立命館は、２部から昇格してきた大産大と対戦。第１セットは１部リーグの力を見せつけ大差で立命館が奪う。しかし第２セットからは大産大も落ち着きを取り戻し、ミスの少ない粘りのバレーを展開する。第２セットは大産大が大差で奪うと、第３セットは終盤のシーソーゲームを競り勝ってこれまた大産大が連取する。立命館は後が無くなった第４セット、気を取り直して懸命に巻き返しをはかるものの、終盤で攻めきれず逆に大産大の攻勢を受ける。結局ミスの無いバレーを展開した大産大がこのセットも奪い、セットカウント１−３のスコアで立命館は敗れ、開幕からいきなり黒星スタートとなった。一方の大産大は要所を締めるきっちりとしたバレーで１部昇格後いきなりの白星スタート。春の甲南大のように台風の目になりそうな予感である。 立命館１（２５−１５、１５−２５、２５−２７、２１−２５）３大産大 ・９月１６日（祝）１０：００〜 於：大阪体育大学 大商大３−２天理大 立命館３−０経法大 甲南大３−１大体大 近畿大３−０大産大 ＜本日の試合＞ 大商大と天理大の白熱の試合は、各セット一進一退の好ゲームの末フルセットの激戦へ。最後はキャプテン鬼頭の活躍もあり大商大が勝利。天理大は惜しい試合を落とす。甲南大と大体大の戦いは激しい強打の応酬となったが、最後は甲南大が押し切って３−１で勝利。昨日立命館を倒し波に乗る大産大は、近畿大の高いブロックの前に健闘するものの０−３のストレートで敗戦。近畿大はお得意のブロックで大産大を圧倒し無傷の２連勝。 我が立命館は昨日の敗戦の悔しさを晴らす意気込みで経法大と対戦。試合は終始立命館の粘りのコンビバレーが経法大を圧倒し優位に展開する。最後はメンバーチェンジで入った１回生満島のＡクイックが決まりゲームセット。３−０のストレートで経法大を下し、立命館の秋季リーグ戦は１日遅れで勝利をものにした形となった。 立命館３（２５−１８、２５−２３、２５−１６）０経法大 ・９月２２日（日）１０：００〜 於：大阪経済法科大学 甲南大３−２経法大 近畿大３−０天理大 立命館３−０大体大 大商大３−１大産大 ＜本日の試合＞ 勝ち星及び得セットが無かった経法大は、この日は甲南大相手に２−１で王手をかける健闘を見せる。しかし、甲南大はじわじわと調子を取り戻し最後はフルセットの逆転勝利。甲南大は苦しみながらも３勝目を挙げた。一方の経法大は甲南大を追いつめながら悔しい悔しい敗戦となった。近畿大は苦手の天理大を相手にブロックで押さえ込む完璧なバレーを見せる。逆に天理大は勢いに乗れず、開幕から白星無しの３連敗。近畿大は開幕からの３連勝で大きく波に乗った。大商大と大産大の対決は、大産大の澤井監督が大商大出身のため、大商大上野監督との師弟対決となった。試合は一進一退の好ゲームが繰り広げられ、大産大も大商大を追いつめたが最後はセットカウント３−１で大商大が勝利し、大商大も近畿大に並ぶ３勝目を挙げた。 我が立命館は、乗せると怖い大体大を相手に、試合の主導権は握るものの突き放せずに接戦を展開。各セットともなんとか終盤で突き放して３−０のストレートで勝利。勝ち星の一方で細かいプレーに課題の残る戦いとなった。 立命館３（２５−２２、２５−２２、２５−２２）０大体大 ・９月２３日（祝）１０：００〜 於：大阪経済法科大学 近畿大３−０大体大 甲南大２−３大産大 立命館３−１天理大 大商大３−１経法大 ＜本日の試合＞ 近畿大は第１セット大体大の猛攻にあい、ジュースにまでもつれ込む。しかし何とかこのセットを奪うとその後は順調に推移。ストレートで勝利をおさめ開幕から失セット０の４連勝と絶好調。逆に大体大は未だ白星なしの４連敗。甲南大と大産大の試合は、序盤は甲南大が流れにのって大産大を突き放す。しかし、セットが進むにつれ大産大のミスの少ないバレーが甲南大をとらえはじめ、結局フルセットの粘りの末、大産大が勝利をつかんで嬉しい２勝目。目標の上位進出へ望みをつないだ。対する甲南大は次週からの上位決戦の前に悔しい１敗目。大商大と経法大は、終始大商大が経法大を圧倒する展開。しかし、勝負を決めにいった第３セットで経法大の勢いが爆発し、このセットは一方的に経法大が奪う。最後は引き締め直した大商大が第４セットを奪ったが、これまた次週からの上位陣直接対決を前に少し不安の残る戦いとなった。 我が立命館は、開幕から３連敗中であるが粘りが身上の天理大と対戦。試合は両チームともボールに食らいつく激しいバレーとなる。第１セットを立命館が奪い、第２セットは天理大がしつこいバレーで奪い返す。第３セットは立命館が再び奪う。第４セットはシーソーゲームとなったが、終盤に出た天理大のミスにつけ込み一気に得点を重ねてそのままゲームセット。セットカウント３−１で立命館が勝利し、立命館は復調の証となる３勝目を挙げた。 立命館３（２５−２０、２２−２５、２５−２０、２５−２２）１天理大 ＜第４戦終了時点の通算成績＞ １位 近畿大 ４勝０敗 ５位 大産大 ２勝２敗 ２位 大商大 ４勝０敗 ６位 天理大 ０勝４敗 ３位 立命館 ３勝１敗 ７位 経法大 ０勝４敗 ４位 甲南大 ３勝１敗 ８位 大体大 ０勝４敗 ・９月２９日（日）１０：００〜 於：立命館大学 天理大３−０大産大 立命館３−１甲南大 近畿大２−３大商大 大体大−経法大 ＜本日の試合＞ 「全勝対決は大商大勝利！ 熾烈な星のつぶし合い第１ラウンド」 天理大と大産大の熾烈な戦いは、古豪天理大が大産大の勢いを止めて３−０のストレート勝ち。天理大は嬉しい今季初勝利。対する大産大は思わぬ敗戦で、勢いを止められた形となり、上位リーグ入りに若干黄信号。近畿大と大商大の全勝対決は、両校とも激しい闘志と集中力でフルセットにまでもつれ込む。最後は大商大の勢いが勝って逆転で勝利。大商大は全勝対決を制して１位に躍り出、近畿大は今季初の敗戦となった。大体大と経法大の連敗同士の対決は、フルセットの激戦となる。両校死力を尽くして戦った結果、勝利の女神は大体大に微笑んだ。大体大は喜びの今季初勝利。対する経法大は途中押していただけに悔しい悔しい敗戦となった。 我が立命館は、春に一大旋風を巻き起こした甲南大と対戦。立命館は、優勝を目指すために一つも負けられない試合が続く。試合は、立命館が流れを掴みながらも、突き放せない状況が続く。第１セットは立命館が取り、第２セットも押し気味に試合を進めながらもジュースの末に甲南大に奪われ、セットカウント１−１のイーブンとなる。 しかし、第３セットは中盤を一気に抜け出した立命館が奪う。第４セットは序盤いきなり甲南大に走られたが、その後流れを取り戻し、最後はブロックで粘る甲南大を振り切る。結局セットカウント３−１で立命館が勝利。立命館は連勝を「４」に伸ばして次週の大商大・近畿大との一戦に臨む。対する甲南大は、上位リーグ入りのためには、もう負けられない苦しい星勘定となった。 立命館３（２５−２２、２６−２８、２５−２０、２５−２３）１甲南大 ＜第５戦終了時点の通算成績＞ １位 大商大 ５勝０敗 ５位 大産大 ２勝３敗 ２位 近畿大 ４勝１敗 ６位 天理大 １勝４敗 ３位 立命館 ４勝１敗 ７位 大体大 １勝４敗 ４位 甲南大 ３勝２敗 ８位 経法大 ０勝５敗 ・１０月５日（土）１４：００〜 於：大阪経済法科大学 Aコート 立命館３−１大商大 大体大１−３大産大 Bコート 天理大３−０経法大 近畿大３−１甲南大 ＜本日の試合＞ 「立命館怒濤のコンビバレーで大商大を下す！」 上位リーグ入りにわずかな望みをかける天理大は、未だ白星の無い経法大を突き放してストレートで勝利。経法大は灯りが見えない苦しい状態。先週大商大に敗れ一歩後退した近畿大は甲南大と対戦。連敗を避けたい近畿大は、序盤から高いブロックで甲南大をとらえる。第２セットはミスから甲南大に奪われたものの、その他のセットは終始近畿大ペース。セットカウント３−１で近畿大は勝利し１敗を守った。上位リーグ入り目指す各校の中で比較的有利な試合が残る大産大は、先週初白星を挙げた大体大と対戦。各セット白熱した展開となったが、ミスの少ない大産大が最終的に勝利を獲得。セットカウント３−１で粘る大体大を振り切り、上位リーグ入りに大きく前進した。 我が立命館はこれまで無敗の白星街道を突っ走る大商大と対戦。なお立命館は本日からセンター山本が怪我から復帰し、春の優勝メンバーが勢揃い。試合は開始早々から激しいシーソーゲームとなったが、立命館はねばり強いレシーブが随所で出て、勢いがどんどん加速する。第１セットは大商大を圧倒し一方的に奪う。続く第２セットは立命館が大商大を追いかける展開となったが、大商大がセットポイントを握ってから驚異の粘りで立命館が追いつき、大逆転でこのセットも立命館が奪う。第３セットは両校とも一歩も譲らずシーソーゲームで終盤まで試合が進むが、立命館に痛いカットミスが出て、このセットは大商大が奪い返す。しかし、１セットを奪われて逆に引き締まった立命館は、第４セット序盤から大商大を再びリードする。王者の意地を見せ終盤食い下がる大商大を最後は振り切ってゲームセット。結局セットカウント３−１で立命館が大商大を下し、大商大の連勝をストップするとともに、春のような「強い立命館」完全復活を印象づけた試合となった。 立命館３（２５−１９、２７−２５、２２−２５、２５−２３）１大商大 ・１０月６日（日）１０：００〜 於：近畿大学 経法大１−３大産大 天理大３−０大体大 大商大３−０甲南大 立命館２−３近畿大 ＜本日の試合＞「頂上決戦は近畿大が立命館を下す！」 上位リーグ入りを目指す大産大は、未だ勝ち星の無い経法大と対戦。１セットを経法大に奪われたもののその他は押し切って３−１で勝利。天理大と大体大の戦いは、地力に勝る天理大が粘りのバレーで大体大の勢いを封じてストレートで勝利。昨日立命館に敗れて首位から転落した大商大は、上位リーグ入りを目指し正念場の甲南大と対戦。開始早々から波に乗る大商大は、甲南大を一蹴。セットカウント３−０のストレートで甲南大を下し１敗をキープした。 我が立命館は、上位リーグ１位進出を賭けて高さとパワーの近畿大と対戦。第１セットは一進一退の攻防から終盤に近畿大が抜け出し近畿大がこのセットを奪う。第２セットは、逆に立命館のコンビが面白いように決まり大差で立命館が奪い返す。しかし、第３セットは近畿大が立命館の攻撃をブロックで捕まえ大量リードでこのセットを獲り、近畿大が王手をかける。後が無くなった立命館は第４セット序盤から一気に近畿大をとらえ、再び大差でこのセットは立命館が奪う。 両者がっぷり四つの最終第５セットは序盤に立命館が突っ走るが、その後近畿大が追いつき一進一退のまま終盤までもつれ込む。しかし、ここで立命館に痛いミスが連続で出て、近畿大が一気に走る。結局最後は近畿大のスパイクが立命館のコートに突き刺さりゲームセット。 １次リーグを締めくくるにふさわしいフルセットの激戦の末、近畿大が勝利をおさめ、近畿大は１位で上位リーグ入りを決め、対する立命館は２敗となったため優勝戦線一歩後退の３位での上位リーグ入りとなった。 立命館２（２２−２５、２５−１９、１４−２５、２５−１８、１１−１５）３近畿大 ＜１次リーグ終了後の順位＞ １位 近畿大 ６勝１敗 ５位 天理大 ３勝４敗 ２位 大商大 ６勝１敗 ６位 甲南大 ３勝４敗 ３位 立命館 ５勝２敗 ７位 大体大 １勝６敗 ４位 大産大 ４勝３敗 ８位 経法大 ０勝７敗 ※１〜４位は上位リーグ、５〜８位は下位リーグへ移行 ・１０月１３日（日）１０：００〜 於：甲南大学 天理大３−２経法大 甲南大３−０大体大 近畿大３−０大産大 大商大３−１立命館 ＜本日の試合＞「立命館の自力優勝消える！」 天理大は経法大の粘りに苦しみながらも、何とか振り切ってフルセットの薄氷勝利。対する経法大はあと一押しが足りずに未だ勝ち星を得られない。甲南大は大体大に追いすがられるが、終盤の集中力で勝って終わってみればストレートの勝利。現在１位をひた走る近畿大と初の上位リーグ入りとなった大産大の対戦は、近畿大が大産大を高いブロックで押さえ込みストレートの完璧勝利。上位リーグ初戦を快勝で飾った。 我が立命館は、先週と同じく大商大と対戦。第１セット序盤から立命館はミスが目立ち、逆に大商大は気合い十分のバレーで点差を拡げる。セットポイントを大商大に奪われてから、立命館は驚異的な粘りで１点差まで詰め寄るが、最後は大商大に振り切られこのセットを落とす。続く第２セットは一進一退の攻防となったが、終盤大商大が抜けだし、立命館も猛然と追いかけるが再び１点差が詰めきれず大商大がこのセットも連取する。 後が無くなった第３セット、立命館・大商大ともにコンビ攻撃が冴え渡り次々と得点が入る。しかし、ここで立命館のスーパーエース道前が足首を捻って痛恨の負傷退場となる。立命館万事休すかと思われたが、道前に代わって入った千代が大活躍。パワフルなスパイクと強烈なジャンプサーブで大商大を突き放し、このセットは立命館が奪い返す。 第４セットは、序盤から中盤にかけ一進一退の攻防が続いたが、終盤大商大が執念で抜けだし、立命館はそのまま追いつけずゲームセット。セットカウント１−３で立命館は敗れ、スーパーエース道前の今リーグの戦線離脱と自力優勝の望みが消えるダブルショックの一日となった。 立命館１（２３−２５、２３−２５、２５−２０、１８−２５）３大商大 ・１０月１４日（祝）１０：００〜 於：甲南大学 甲南大２−３経法大 天理大３−０大体大 大商大３−１大産大 近畿大３−２立命館 ＜本日の試合＞「立命館ｖｓ近畿大 大激戦！」 未だ勝ち星の無い経法大は、下位リーグにまわりモチベーションの低下が見られる甲南大相手に必死で立ち向かう。このリーグ何度目かのフルセットに持ち込んだ経法大は、本日はとうとう最終セットを押し切って嬉しい今季初勝利！ 昨日経法大に苦戦した天理大は、この日は引き締め直して大体大に快勝。対する大体大は次週で経法大と最下位争いとなる。昨日立命館を破り意気上がる大商大は、堅実なバレーの大産大に接戦にもつれ込まれるが、最後は振り切って３−１で勝利。 我が立命館は、昨日の大商大戦で負傷した道前を欠き、代わりに今季初スタメンとなる千代（ちしろ）が入る。第１セットは、近畿大が序盤から優勢に試合を進め、最後まで立命館が追いつけずに近畿大が奪う。しかし、続く第２セットは一転して立命館が粘りのバレーで押し返す展開となる。スーパーエース千代が強気のスパイクで次々と得点を挙げ、このセットは立命館が奪う。 セットカウント１−１となり、両校がっぷり四つの形となった第３セットは、序盤から中盤、終盤に至るまで終始シーソーゲームとなる。近畿大が１点を奪えば、立命館もすぐさま奪い返し、とうとうジュースにまでもつれ込む。しかし、ジュースになってもどちらも一歩も引かない状況が続き、得点だけが交互に加算されていく。激しい戦いに盛り上がったこのセットは、最後の最後に近畿大が２点を連取し、３０−２８で近畿大がセットを奪う。 後が無くなった立命館であったが、今日は全くあきらめない。高さの近畿大に対して、ねばり強いレシーブからのコンビ攻撃でかき回す。着々と立命館が得点を重ね、大量リードで第４セットは立命館が奪う。 とうとう最終第５セットまでもつれ込んだこのゲーム、序盤は一気に近畿大が走る。近畿大が８点のコートチェンジの際の立命館の得点はわずか４点、このまま近畿大の楽勝かと思われたが、またまた立命館は粘りを見せる。近畿大１３−９で迎えた立命館絶体絶命のピンチから、主将中村の気迫溢れるジャンプサーブとスーパーエース千代のパワフルなスパイクでどんどん追い上げる。立命館が１３−１２まで追いついた後、近畿大が１点を奪い１４−１２と近畿大のセットポイントになるが、立命館が１点を返し１４−１３と１点差まで立命館が追いつめる。しかし、最後の最後に近畿大がポイントを挙げてゲームセット。２時間を超える大熱戦の末、セットカウント３−２で近畿大が勝利をおさめた。 本日の試合の結果、上位リーグでは最終日を待たずに立命館の３位、大産大の４位、下位リーグでは天理大の５位、甲南大の６位がそれぞれ確定した。 立命館２（１９−２５、２５−１９、２８−３０、２５−２０、１３−１５）３近畿大 ＜第９戦終了時点の順位＞ １位 近畿大 ８勝１敗 ２位 大商大 ８勝１敗 ３位 立命館 ５勝４敗 ※順位確定 ４位 大産大 ４勝５敗 ※順位確定 −−−−−−−−−−− ５位 天理大 ５勝４敗 ※順位確定 ６位 甲南大 ４勝５敗 ※順位確定 ７位 経法大 １勝８敗 ８位 大体大 １勝８敗 ・１０月２０日（日）１０：００〜 於：大阪経済法科大学 大体大２−３経法大 天理大３−１甲南大 立命館２−３大産大 近畿大２−３大商大 ＜本日の試合＞「執念の大商大、歓喜の優勝！」 負けた方が２部へ自動降格となるこの試合、大体大・経法大ともに負けられない一戦となる。試合は両校の意地と意地がぶつかり合い、熱戦のままフルセットへ。最後のセットも一進一退の好ゲームが続き、ジュースへもつれ込む。両校の点の取り合いが続いたが、最後は経法大のサービスエースで激戦に決着。経法大がフルセットの末、大体大を下し７位確定で次週の入替戦に挑む。対する大体大は平成９年秋季以来の痛恨の２部降格となった。天理大と甲南大の試合は、順位が確定しているためか両校モチベーションがあまり上がらないプレーが目立つ。それでも天理大が甲南大を押し切って３−１で勝利。 我が立命館は、リーグ初戦に敗れた大産大と対戦。是が非でも勝って有終の美と雪辱を果たしたいところ。しかし、そんな願いと裏腹に立命館に雑なプレーが目立つ。勝ちに対して必死なこだわりが見られない立命館は、それほど調子が良いようには見えない大産大にセットを奪われ、絶体絶命のピンチを招く。なんとか第４セットを奪ってフルセットにまで持ち込んだものの、基本プレーに忠実な大産大の中盤のリードに追いつけずゲームセット。リーグ戦最後の最後で悔いを残す不甲斐ない戦いとなった。 立命館２（２１−２５、２５−２３、１８−２５、２５−１４、１３−１５）３大産大 優勝争いのかかった近畿大と大商大の宿命の対決は、開始早々から激しい戦いとなった。第１セットを近畿大、第２セットは大商大が奪いタイとなる。しかし、勝負のかかった第３セットを白熱のジュースの末近畿大が奪う。第４セット、優勝に執念を燃やす大商大も必死に食い下がり逆転でこのセットを奪い返す。最終第５セットは序盤は一気に大商大がリードを拡げる。しかし、近畿大も負けじと追いかける。執念と執念、気迫と気迫で両校は激しくぶつかり合う。今リーグを締めくくる最高のゲームは、最後の最後で大商大が抜けだしゲームセット、セットカウント３−２で大熱戦は幕を閉じた。 ＜最終順位＞ １位 大商大 ９勝１敗 ２位 近畿大 ８勝２敗 ３位 立命館 ５勝５敗 ４位 大産大 ５勝５敗 −−−−−−−−−− ５位 天理大 ６勝４敗 ６位 甲南大 ４勝６敗 ７位 経法大 ２勝８敗 ８位 大体大 １勝９敗 ※８位大体大は２部へ自動降格となり、２部優勝の龍谷大が１部へ自動昇格。７位経法大は２部２位の関学大との入替戦に挑む。 ・１０月２７日（日） 入替戦・表彰式 於：関西外国語大学
＜２００２年度関西男子１部秋季リーグ戦＞
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立命館大学バレーボール部