立命館大学バレーボール部

<2004年度 関西1部春季リーグ戦>


関西大学バレーボール連盟秋季リーグ戦日程
月日 曜日 第1試合
開始時刻
試合会場 第1試合 第2試合 第3試合 第4試合
4月10日 14:00 近畿大 Aコート 近畿大3−1立命館 大商大3−0関学大
Bコート 大産大2−3龍谷大 天理大3−2大体大
<本日の試合> 「開幕戦、各チーム色々」

 昨年度のメンバーが多くのこり初優勝を狙う大産大は、速いコンビバレーが身上の龍谷大と対戦。しかし、試合の主導権は予想に反して龍谷大が握る。1・2セットは一気に波に乗った龍谷大が奪う。後が無くなった大産大は第3セットから勢いを盛り返し第3・第4セットは大産大が奪う。フルセットとなった第5セットは序盤大産大が走るが、すぐに龍谷大が追いつき、そのまま龍谷大が突っ走る。結局龍谷大の勢いが止まらずそのままゲームセット。龍谷大は大金星のうれしい勝利。対する大産大は出鼻をくじかれる痛い敗戦となった。
 大商大と2部から昇格したばかり関学大の対戦は、終始大商大がリードして各セットを奪う。圧巻は第3セット、関学大が大きくリードして先にマッチポイントを奪うが、そこから意地を見せた大商大がじわじわ追い上げ、とうとうジュースにまでもつれ込む。最後は追いつかれた関学大がミスを連発しゲームセット。大商大はセットカウント3−0で白星スタートをきった。
 天理大と大体大の対戦は、両者先に流れを掴んだチームがセットを奪う展開。各セットを交互に取り合った両チームの試合はフルセットにもつれ込む。最後は天理大が激戦を制してゲームセット。天理大が白星を掴んだ。

 我が立命館は初戦からいきなり宿敵の近畿大と対戦。意気込んで試合に挑むがそれが空回り。勝負どころでサーブが入らず好機をことごとく逃して第1・第2セットを近畿大に奪われる。第3セットに入り、ライトの河内に代えて新人の城を起用したところ流れがようやく変わり、立命館は落ち着きを取り戻す。このセットは立命らしい粘りのバレーが出て、ようやくセットを奪う。続く第4セットは、一進一退の攻防が序盤から中盤にかけて続く。その後、終盤に抜け出した立命館が24−22で先にセットポイントとなる。しかし、そこから立命館にミスが出て近畿大が追いつきジュースとなり、最後はそのまま近畿大に押し切られゲームセット。落ち着いたバレーが出来なかった立命館は、初戦を黒星スタート。対する近畿大は苦しみながらも初勝利を挙げた。

立命館1(20−25,22−25,25−19,24−26)3近畿大
スターティングメンバー:今田、本多、能津、河内、千代、堀内、L藤島 (途中河内→城)

4月11日 10:00 近畿大 大商大3−1龍谷大 天理大2−3立命館 近畿大1−3大体大 大産大3−0関学大
<本日の試合> 「本日も激戦につぐ激戦」

 昨日大産大を破る殊勲を挙げた龍谷大は、本日は王者大商大と対戦。試合は龍谷大が昨日の勢いを持続させ白熱した接戦となったが最後は大商大が押し切り3−1で大商大の勝利。
 昨日立命館を振り切った近畿大は、パワー全開の大体大と対戦。近畿大は思い切った攻撃を仕掛ける大体大に苦戦する。第1セットは勢いのまま大体大が奪い。第2セットは近畿大が奪い返す。勝負のかかった第3セットであったが、大体大がこのセットをものにする。セットカウント1−2と苦しい状況になった近畿大は、高さのあるブロックで大体大のエース長江を止めに行くがなかなか止まらない。結局中盤以降に抜け出した大体大が近畿大を振り切り嬉しい初勝利。対する近畿大は課題の残る試合となった。
 まさかの初戦敗戦から一夜明け、巻き返しをはかりたい大産大は関学大と対戦。第1セットは一進一退の攻防が続くが最後に大産大が抜けだしセットを奪う。続く第2セットは第1セットと異なりあっさりと大産大が奪う。第3セットは一進一退の攻防が続いたが、最後は大産大が抜けだしゲームセット。大産大は昨日つかみ損なった白星を一日遅れで挙げた。
 
 我が立命館は、昨日の敗戦を振り切って本日こそ白星を挙げたいところ。しかし、昨日同様にセットの出足が悪く、逆に天理大に良いように攻め込まれてしまう。立命館は良いところ無く第1・第2セットをあっけなく落とし、絶体絶命のピンチを迎える。しかし、第3セットに入って立命館は細かなポジションのチェンジを試み、また2セット目から昨日活躍した新人の城を投入し局面の打開を探る。その作戦が功を奏し少しずつ立命館のコートに落ち着きが戻り、逆に天理大にミスが目立つようになる。第3・第4セットを立命館が連続で奪い、試合はとうとうフルセットにもつれ込む。
 最終第5セットは立命館・天理大とも交互に得点を取り合いシーソーゲームとなる。その後、中盤に立命館が抜け出し14−12で先に立命館がマッチポイントを握る。しかし、天理大もじわじわと追い上げ試合はジュースにもつれ込む。けれど本日は慌てなかった立命館が、最後は天理大のバックアタックを見事にブロックしゲームセット。立命館はセットカウント0−2の逆境から3セット連取する快挙で今季初勝利をおさめた。

立命館3(15−25,22−25,25−22,25−22,16−14)2天理大
スターティングメンバー:今田、本多、能津、河内、千代、堀内、L藤島 (途中河内→城)

4月17日 14:00 立命館 Aコート 大商大3−2大体大 大産大1−3立命館
Bコート 天理大0−3関学大 近畿大1−3龍谷大
<本日の試合> 「まさに戦国リーグ!」

 先週近畿大を破り、意気上がるパワーの大体大は、本日も王者大商大に食らいつく。対する大商大は受け身にまわったのか細かなミスが繰り返され今ひとつ波に乗りきれない。そんな両者の試合はとうとうフルセットの激戦にもつれ込む。最終第5セットになって、やっとらしさが戻った大商大が、粘る大体大を突き放してゲームセット。苦しみながらも大商大は開幕3連勝となった。
 先週勝ち星を拾えなかった関学大と先週立命館に大逆転で敗れた天理大の対戦は、予想に反して関学大が押し気味に試合を進める。結局各セットとも波に乗った攻撃を展開した関学大がストレートで天理大を下し、嬉しい嬉しい久々の1部リーグでの勝利となった。
 先週大体大にまさかの敗戦を喫し、心機一転を期して練習の成果を出したい近畿大は、開幕早々昨秋2位の大産大を倒した龍谷大と対戦。試合は第1セットから両者の意地がぶつかる好ゲームとなった。しかし、このゲームの流れを制したのは予想に反して龍谷大。第1セットをジュースの末獲得すると、続く第2セットも龍谷大が奪う。後が無くなった近畿大は、第3セットに入って自力を発揮し、比較的ワンサイドでこのセットを奪う。続く第4セットは、序盤こそ両者がシーソーゲームを展開したが、中盤からは一気に龍谷大のペースとなる。結局、勢いに乗った龍谷大が、近畿大を振り切ってセットを奪い、セットカウント3−1で龍谷大が勝利。これで龍谷大は昨季の上位陣相手に2勝1敗の好成績スタート、対する近畿大は敗戦のショックが大きい2連敗となった。

 我が立命館は、昨秋のリーグではフルセットの末、競り負けた大産大と対戦。勢い良く飛び出た立命館は、第1セットを序盤・中盤と有利に展開する。しかし、終盤に粘る大産大に追いつかれ、いくつかのジュースのやりとりの末、逆転でこのセットを失う。
 逆転でセットを奪われた嫌なムードを振り切りたい立命館は、第2セットでは再び粘りのバレーを展開、終盤で大産大に競り勝ってこのセットは立命館が奪う。
 第3セットに入っても好調が途切れない立命館は、単調になった大産大の攻撃をブロックとレシーブで引っかけ、得点を重ねていく。終盤大産大を突き放した立命館がこのセットも連取する。
 第4セットは開始直後はシーソーゲームとなったが、中盤からじりじりと立命館が大産大を引き離し、このままワンサイドで終盤に移行するかと思われるような展開。しかし、勝ちを焦る立命館に対し、大産大もねばり強く点差を詰めてくる。あわや追いつかれるかというところの一歩手前で立命館は立ち直り、最後はこのセットを奪取。セットカウント3−1で立命館は大産大を振り切って2連勝。対する大産大は優勝の2文字が遠のく痛い2敗目となった。

立命館3(27−29,25−23,25−17,25−22)1大産大
スターティングメンバー:今田、本多、能津、城、千代、堀内、L藤島

4月18日 10:00 大産大 大産大3−0大体大 近畿大3−1関学大 天理大2−3龍谷大 大商大3−2立命館
<本日の試合> 「激戦につぐ激戦続く!」

 昨日立命館に敗れた大産大は、巻き返しを期して大体大と対戦。パワーの大体大に対して粘りの大産大バレーが復活するかが鍵であった。試合は予想に反して淡泊な展開となり、しっかりと締め直した大産大が大体大をストレートで下して2勝目をゲット。大体大は勢いが少し翳る3敗目。
 昨日龍谷大に敗れ2敗目を喫した近畿大は立ち直るきっかけが欲しいところ。対して昨日天理大をストレートで下した関学大は勢いに乗って連勝したいところ。そんな両チームの対決は序盤から白熱した戦いとなった。セットを両チーム取り合って1−1のタイとなった第3セット、近畿大は苦しみながらも関学大を振り切ってこのセットを奪う。第4セットはまたまた競り合いになったが最後は近畿大が逃げ切って勝利。近畿大は2勝目を挙げた。
 エースで主将の渡辺を故障で欠く天理大は、今リーグ絶好調の龍谷大と対戦。試合はフルセットの激戦となったが、コンビに冴えのある龍谷大が逃げ切り3勝目を挙げる。対する天理大は3敗目と苦しい戦い。

 我が立命館は、王者大商大と対戦。試合開始早々から立命館は好スタートをきる。第1セットは一気に立命館が走ってそのまま先取する。第2セットに入ると大商大も落ち着きを取り戻し、このセットは大商大が奪う。1−1のタイとなった第3セット、立命館は巻き返しを図ろうと奮闘するが、大商大の高さとパワーの前にミスが出始める。結局このセットは終盤一方的に大商大が攻め込んでセットを連取する。
 後が無くなった立命館は、第4セットに入って再び粘りあるプレーが甦る。攻守に大商大を圧倒し、中盤から一気に走った立命館がこのセットを奪い、とうとう試合はフルセットにもつれ込む。
 最終第5セットは、序盤から一進一退の攻防が続く。しかし、セッター今田のツーアタックが微妙な判定で反則となり、そこから一気に大商大が突っ走る。立命館も粘りのバレーで懸命に追いかけるが、最後は届かず無念のゲームセット。結局セットカウント2−3のフルセットで立命館は敗れ、2敗目。大商大は本日も苦しみながらも勝利をおさめ開幕からの連勝を4にのばした。

立命館2(25−22,20−25,18−25,25−20,11−15)3大商大
スターティングメンバー:今田、本多、能津、城、千代、堀内、L藤島

<現在までの成績>※勝敗、セット率
1位 大商大 4勝0敗 2.4
2位 龍谷大 3勝1敗 1.25
3位 大産大 2勝2敗 1.5
4位 立命館 2勝2敗 1.0
4位 近畿大 2勝2敗 1.0
6位 大体大 1勝3敗 0.7
7位 天理大 1勝3敗 0.63
8位 関学大 1勝3敗 0.44
4月24日 14:00 立命館 Aコート 大産大3−0天理大 大体大3−0龍谷大
Bコート 大商大3−2近畿大 立命館3−0関学大
<本日の試合> 「混戦の1次リーグ終盤へ」

 なぜかこれまでの対戦では天理大に相性の悪い大産大、本日はどうなるか興味深い展開が予想された。しかし、試合が始まってみると本日も主将でエースの渡辺を故障で欠く天理大に大産大は一気に攻めかかり、各セットとも大産大が押し切って3−0のストレート勝ち。天理大は開幕戦に勝利した以降苦しい4連敗。
 大商大と近畿大という近年の関西バレーを引っ張ってきた宿命のライバル同士の対決は、予想に反してセット毎の調子の波に左右される大味な展開。1・2セットは大商大が近畿大を一方的に引き離して連取。続く第3セットもこのまま大商大ペースかと思われたが、中盤で近畿大の流れが良くなり、そのままこのセットを奪う。続く第4セットも近畿大は元気が復活し、反対に大商大は流れをつかめずこのセットも近畿大が奪って試合はフルセットに。第5セットに入って、ようやく歯車が元の状態にかみ合った大商大は、中盤以降ゲームを支配する。結局このセットは大商大が奪い、セットカウント3−2で大商大は本日も苦しみながらも勝利。対する近畿大は上位リーグ入りに黄信号がともる苦しい結果となった。
 ここまで台風の目となっている龍谷大とパワーの大体大の対戦は、龍谷大のスーパーエース市川が故障で欠場となり、龍谷大は苦しい状態。試合はやはりこれまでのような流れをつかめない龍谷大が苦しい展開が続く。対する大体大は勢いに乗って攻めまくり、得点を重ねていく。結局各セットとも大体大のパワーが炸裂し、3−0のストレートで大体大の勝利。大体大は2勝目となり、龍谷大はこの敗戦で念願の上位リーグ入りが少し遠のく2敗目となった。
 我が立命館は、先週天理大をストレートで敗り意気上がる関学大と対戦。試合は開始早々から両校の持ち味が出て一進一退の好ゲームとなる。しかし、中盤一気に抜け出した立命館が第1セットを奪う。
 続く第2セット、序盤から立命館がペースを掴みリードを拡げる。1セット目にミスが目立った立命館のサーブもこのセットからは良いところに入り始め関学大のサーブレシーブを崩す。このセットも立命館が奪い2−0とリードする。
 第3セットは、後がない関学大が序盤から立命館を攻め立て、一時は大きく関学大がリードする。しかし、攻守に緻密さが出てきた最近の立命館は慌てず、じりじりと追い上げを開始する。立命館は中盤に関学大に追いつき、少しのリードで終盤を迎える。その後、23−23から1点抜け出した立命館はマッチポイントを握るが、粘る関学大も強烈なスパイクを放つ、そのスパイクをレシーブした立命館のボールはネットを越え、関学大コート奥にポトリと落ちてゲームセット。最後はツキにも恵まれた立命館がストレートで関学大を下し3勝目を挙げ、対する関学大は上位リーグ入りがほぼ消える4敗目となった。

立命館3(25−19,25−21,25−23)0関学大
スターティングメンバー:今田、本多、能津、城、千代、堀内、L藤島

<現在までの成績>※勝敗、セット率
1位 大商大 5勝0敗 2.14
2位 大産大 3勝2敗 2.00
3位 立命館 3勝2敗 1.33
4位 龍谷大 3勝2敗 0.90
5位 大体大 2勝3敗 1.00
6位 近畿大 2勝3敗 0.90
7位 天理大 1勝4敗 0.50
8位 関学大 1勝4敗 0.33

4月25日 10:00 立命館 大商大3−1天理大 立命館3−1龍谷大 大体大3−2関学大 大産大3−0近畿大
<本日の試合> 「上位へ下位へ、それぞれの戦い」

 ここまで苦しみながらも勝ち進んでいる大商大は本日も天理大を相手にスロースタート。第1セットを天理大の勢いに押されあっさりと落としてしまう。しかし、第2セットからはようやくエンジンが掛かりだし、攻守に天理大を圧倒する。結局その後は終始大商大のペースで試合が進み、2・3・4セットを大商大が連取。セットカウント3−1で本日も負けない大商大は健在だった。
 大体大と関学大の試合は、開始早々から両校の激しいぶつかり合いとなる。大体大が得意のパワーある攻撃で攻めれば、対する関学大もオーソドックスなサイド攻撃重視のバレーで対抗する。両校ともセットを取り合って試合は最終第5セットに突入する。しかし、ここでもシーソーゲームは続き、白熱した攻防となる。とうとうジュースにまでもつれ込み手に汗を握る激戦となったが、最後は大体大が何とか逃げ切りゲームセット。大体大は3勝目を挙げ、上位リーグ入りに希望を残し、対する関学大はあと一歩が届かず念願の2勝目を手にすることは出来なかった。
 大産大と近畿大の対決は、序盤から両校の勢いあるプレーが激突する。近畿大は今リーグの不調をこの一戦で振り払うかのように元気にコートを走り回る。対する大産大も序盤こそ近畿大に走られたものの、その後落ち着きを取り戻しじわじわと堅実なプレーで追い上げる。第1セットは途中で追いついた大産大がそのまま近畿大を押さえて先取する。第2セットに入っても大産大の速い攻撃は近畿大のブロック陣を突き破り、得点を重ねる。近畿大も何とかペースを掴もうと奮闘するが、細かなプレーにミスが出て、なかなかリードを保てない。このセットも大産大が奪って、近畿大は0−2と追いつめられる。第3セットは序盤から一気に大産大がリード、近畿大は緊張の糸が切れたのか、淡泊なプレーが出始め大きく点差を空けられる。最終盤になって近畿大の連続得点が続いたが、時既に遅く、最後は大産大が近畿大を振り切ってゲームセット。大産大は4勝目をゲットして上位リーグ入りを決め、対する近畿大は上位リーグ入りを目指し、連休明けに僅かな可能性に賭けて1次リーグ最終戦を戦うとこととなった。

 我が立命館は、昨季の上位チームを次々と倒し台風の目となっている龍谷大と対戦。両チームともサーブレシーブからのコンビ攻撃を特徴とするチームであり、試合展開はスピーディに推移した。第1セットは中盤のチャンスをものにした立命館が幸先良くセットを奪う。
 しかし、第2セットは序盤から龍谷大の強烈なジャンプサーブの前に連続得点を許してしまう。結局このセットは龍谷大がリードを保ってそのまま走り、龍谷大がセットを奪う。
 1−1となった第3セット、立命館は再度チームを立て直し、安定したサーブレシーブが復活。持ち前の粘りのプレーも随所に出て、このセットは立命館が取り返す。
 このまま試合を決めたい立命館は、第4セットに入っても先のセットの好調さをキープ。どんどん龍谷大のリズムを崩して一方的に攻め立てる。結局中盤以降、着実に得点を重ねた立命館がこのセットを奪い、龍谷大を大差で下して4勝目を獲得。この結果、立命館もセット率の関係で2季ぶりの上位リーグ入りを確定とした。龍谷大は本日も上位リーグ入りを目前にして敗戦を喫し、連休明けの試合に上位リーグ入りを賭けることとなった。

立命館3(25−22,21−25,25−19,25−16)1龍谷大
スターティングメンバー:今田、本多、能津、城、千代、堀内、L藤島

<通算成績>
順位 大学名 勝敗数 得セット 失セット セット率
1位 大商大 6勝0敗 18 2.25
2位 大産大 4勝2敗 15 2.50
3位 立命館 4勝2敗 15 10 1.50
4位 大体大 3勝3敗 13 12 1.08
5位 龍谷大 3勝3敗 11 14 0.79
6位 近畿大 2勝4敗 10 14 0.71
7位 天理大 1勝5敗 17 0.47
8位 関学大 1勝5敗 15 0.40

※大商大・大産大・立命館の上位リーグ入りは決定。天理大・関学大の下位リーグ行きも決定

5月9日 10:00 龍谷大 龍谷大2−3関学大 立命館2−3大体大 天理大0−3近畿大 大商大3−1大産大
<本日の試合> 「1次リーグ最終戦 明暗くっきり」

 上位リーグ入りに執念を燃やす龍谷大と、徐々に1部リーグでの戦い方に慣れてきた関学大との対戦は、関学大が勢い良く飛び出す展開となる。最終フルセットまでもつれ込んだが、最後は関学大が抜け出し2勝目をゲット。龍谷大は上位リーグが遠のく4敗目。
 天理大と近畿大の因縁の対決は、黒鷲旗杯をはさんでチーム力が充実した近畿大が天理大を圧倒。高さのバレーがようやくかみ合って粘りの天理大にストレートで快勝した。
 いまだ負けのない大商大は、速いコンビバレーの大産大と対戦。セットカウント1−1で迎えた第3セットから、大商大の思い切りの良いブロックが大産大のスパイクをシャットアウト。その後の流れを支配した大商大が大産大を振り切り無傷の7連勝。対する大産大は、課題が残る本日の敗戦となった。
 我が立命館は、のせると怖いパワーの大体大と対戦する。第1セットからシーソーゲームとなったこの試合は、続く各セットでも立命館の流れを作りきれない展開。2−2と、各セットを取り合った両チームは最終第5セットに突入。そこでも中盤から立命館の繰り出すスパイクが大体大のブロックにかかり、立命館は流れを引き寄せられない。最後の最後で立命館は猛追をしたものの時既に遅く万事休す。セットカウント2−3で立命館は大体大に敗れた。

立命館2(26−24,19−25,25−19,19−25,13−15)3大体大
スターティングメンバー:今田、本多、能津、城、千代、堀内、L藤島

<1次リーグ最終成績>
順位 大学名 勝敗数 得セット 失セット セット率
1位 大商大 7勝0敗 21 2.33
2位 大産大 4勝3敗 16 1.78
3位 立命館 4勝3敗 17 13 1.31
4位 大体大 4勝3敗 16 14 1.14
5位 近畿大 3勝4敗 13 14 0.93
6位 龍谷大 3勝4敗 13 17 0.76
7位 関学大 2勝5敗 17 0.53
8位 天理大 1勝6敗 20 0.40
※1〜4位は上位リーグ、5〜8位は下位リーグへ

5月16日 10:00 龍谷大 近畿大3−1天理大 龍谷大3−1関学大 大商大3−1大体大 大産大3−2立命館
<本日の試合> 「大商大勝って優勝を決める!」

 近畿大と天理大は先週と同じカード。先週は近畿大が良い流れを掴んで一方的に勝利を納めたが、本日の天理大は粘りが復活する。各セットシーソーゲームとなったが、最後は近畿大が持ち前の高さで天理大を押し切って勝利。
 これまた先週と同様の顔合わせとなった龍谷大と関学大の対戦は、本日もシーソーゲームを展開。しかし、本日はホームの龍谷大が大きな声援をバックに関学大を振り切って4勝目。関学大は残念な敗戦となる。
 未だ無傷の大商大と、ツボにはまったときは無類の力を発揮する大体大との対戦は、1セット目を勢いよく奪った大体大が先行する。しかし、2セット目から大崩れしなかった大商大が底力を発揮。セットカウント3−1で大商大が勝利を納め、春季リーグ戦の優勝を早々と手にした。
 我が立命館は、同じような速攻コンビネーションバレーをモットーとする大産大と対戦。しかし、立命館はこの大事な一戦で大きな賭けにでる。体調不良の今季大活躍のライト城に代えて、高さのある3回生の高橋正をスタメンで起用。高橋正は大学入学後初のスタメンからの出場となった。
 第1セットはメンバーが代わった事による細かなコンビネーションのミスが出て、大産大に奪われる。しかし、第2セットからは大産大の攻撃を立命館のブロックが要所で押さえ、高橋正の活躍もあり立命館が優位に展開する。結局第2・第3セットをリズム良く立命館が奪い、大産大を追いつめる。
 立命館としては一気に勝負を決めたかった第4セットであったが、終盤わずかの差で大産大が逃げ切り、とうとうフルセットにもつれ込む。
 最終第5セットは、両校とも一進一退の好ゲームで頑張るが、中盤立命館にミスが出て、そこを大産大が逃さず一気に走る。結局最後の追撃をかわした大産大がこのセットを押さえ、セットカウント2−3のフルセットで立命館は惜しくも敗れた。

立命館2(18−25,25−17,25−21,23−25,11−25)3大産大
スターティングメンバー:今田・本多・能津・高橋正・千代・堀内・L藤島

<16日現在の成績>
順位 大学名 勝敗数 得セット 失セット セット率
1位 大商大 8勝0敗 24 10 2.40
2位 大産大 5勝3敗 19 11 1.73
3位 立命館 4勝4敗 19 16 1.19
4位 大体大 4勝4敗 17 17 1.00
5位 近畿大 4勝4敗 16 15 1.07
6位 龍谷大 4勝4敗 16 18 0.89
7位 関学大 2勝6敗 10 20 0.50
8位 天理大 1勝7敗 23 0.39


5月23日 10:00 大産大 龍谷大3−0天理大 近畿大1−3関学大 大産大3−0大体大 大商大2−3立命館
<本日の試合> 「立命館、執念の勝利。大商大今季初黒星」

 自動降格・入替戦の恐怖が迫る下位リーグの戦いは、龍谷大が天理大を相手に得意のコンビバレーが炸裂しストレートで勝利。天理大は厳しい敗戦。次の近畿大と関学大の対戦は、試合開始から関学大のペースで第1セットを先取。対する近畿大は、2セット目は落ち着きを取り戻し、このセットは近畿大が奪い返す。1−1のタイとなり地力に勝る近畿大がペースを掴むかと思われたが、1部残留に執念を燃やす関学大は、本日は崩れない。結局第3・第4セットを勢いに乗って関学大が奪ってゲームセット。セットカウント3−1で関学大が近畿大を下し3勝目を挙げ、近畿大はまさかの関学大戦での敗戦。この結果関学大は7位が確定し、天理大の最下位が決定し無念の2部への自動降格となった。
 先週立命館との激戦を制した大産大は、本日も大体大相手に手堅いバレーを展開。対する大体大は得意のパワーバレーが見られず、淡泊な内容に終始。大産大のきっちりとしたバレーは大体大を寄せ付けず3−0のストレート勝ち。この結果大産大の2位が確定した。
 我が立命館は、開幕から全勝街道を突っ走る王者大商大と対戦。しかし、試合の主導権を握ったのは立命館。第1セットから大商大の穴を上手くついて立命館が優位に立つ。サーブで大商大を崩し、ブロックとレシーブでも立命館が流れを引き寄せる。良い流れを保ったまま立命館が第1・第2セットを一気に奪う。
 しかし、後が無くなった大商大もここから全勝の意地を見せ始める。高いブロックと強いサーブで息を吹き返し、立命館を逆に追いつめる。第3・第4セットは終盤に立命館に競り勝った大商大が連取し、大商大は試合を振り出しに戻す。
 最終第5セットは、最初立命館が少し抜け出たものの、すぐに大商大が追いつき一進一退の攻防が続く。しかし、集中力の切れない立命館が、中盤以降一気に大商大を突き放し、マッチポイントを握る。最後も立命館のサーブレシーブからのスパイクが決まり激戦にピリオド。
 セットカウント3−2のスコアで立命館は全勝大商大を下し、今後につながる嬉しい5勝目をゲット。対する大商大は全勝優勝の目論見が消える苦い敗戦となった。

立命館3(25−21、25−21、21−25、23−25、15−11)2大商大
スターティングメンバー:今田、本多、能津、城、千代、堀内、L藤島

<23日現在の成績>
順位 大学名 勝敗数 得セット 失セット セット率
1位 大商大 8勝1敗 26 13 2.00
2位 大産大 6勝3敗 22 11 1.91
3位 立命館 5勝4敗 22 18 1.22
4位 大体大 4勝5敗 17 20 0.85
5位 龍谷大 5勝4敗 19 18 1.06
6位 近畿大 4勝5敗 17 18 0.94
7位 関学大 3勝6敗 13 21 0.62
8位 天理大 1勝8敗 26 0.39
※本日の試合結果により、大産大の2位、立命館の3位、大体大の4位、、関学大の7位、天理大の8位が確定
5月30日 10:00 近畿大 関学大3−1天理大 近畿大3−0龍谷大 立命館3−2大体大 大商大−大産大
<本日の試合> 「リーグ戦最終日、大商大連敗で幕」

 先週、近畿大を破った関学大と無念の2部降格が決定している天理大との対戦は、気力の充実している関学大がセットカウント3−1で天理大を破り4勝目を挙げた。
 昨週関学大に初金星をプレゼントした近畿大であったが、5位がかかる本日の龍谷大との対戦では良いバレーを展開。対する龍谷大はリーグ戦前半期の粘りが見られず淡泊に推移。結局セットカウント3−0のストレートで近畿大が龍谷大を圧倒し、5位の座を獲得した。
 昨週立命館に敗れ全勝優勝の夢が消えた大商大は、この日も大産大の速いバレーに苦戦する。第1セットは大産大が勢い良く大商大を圧倒し先取する。第2セットもシーソーゲームとなったが終盤に大商大が抜け出して1−1のタイに持ち込む。第3セットは熱戦が繰り広げられたが、終盤大産大が抜けだし大産大がこのセットをものにする。第4セットは、両校の意地と意地がぶつかる激しい熱戦が繰り広げられ一進一退の攻防が続く。最後の最後に大産大が大商大を振り切り熱戦にピリオド。セットカウント3−1で大産大が大商大を下し嬉しい勝利を挙げた。大商大は優勝が決まった後、立命館・大産大と連敗で終わる形となった。

 我が立命館は1次リーグでフルセットの末敗れた大体大と対戦。勝ってリーグ戦有終の美を飾りたいところ。第1セットは立命館のペースで序盤からゲームが進み、簡単に立命館が先取する。第2セットに入っても大体大にはいつもの爆発力が見られず、このセットも立命館が連取する。
 立命館にとっては一気に勝負を決めたかった第3セット、しかし、大体大にわずかにリードを許しながら終盤を迎える。ここでようやく立命館が一気に抜け出しマッチポイントを握るが、痛恨のサーブミスが出る。この後流れが変わり大体大が一気に逆転してこのセットは大体大が奪う。
 先のセットのショックが続く立命館は、第4セットに入ってミスが出始め、対する大体大は流れを掴んで一気にリードを拡げる。結局のこのセットは大体大が大差で奪い、試合はフルセットにもつれ込む。
 最終第5セットは序盤から中盤にかけて立命館と大体大の熾烈なシーソーゲームが展開されたが、終盤大体大のミスが出て立命館が一気にマッチポイントを握る。最後は立命館のクイックが大体大コートに突き刺さりゲームセット。セットカウント3−2のスコアで立命館は大体大を下し6勝目を挙げ、春季リーグ戦を勝利で終えた。

立命館3(25-17,25-22,24-26,17-25,15-12)2大体大
スターティングメンバー:今田、本多、能津、城、千代、堀内、L藤島

<春季リーグ戦最終成績>
順位 大学名 勝敗数 得セット 失セット セット率
1位 大商大 8勝2敗 27 16 1.69
2位 大産大 7勝3敗 25 12 2.08
3位 立命館 6勝4敗 25 20 1.25
4位 大体大 4勝6敗 17 20 0.85
5位 近畿大 5勝5敗 20 18 1.11
6位 龍谷大 5勝5敗 19 21 0.90
7位 関学大 4勝6敗 16 22 0.68
8位 天理大 1勝9敗 26 0.35
※8位の天理大が2部へ降格。7位の関学大が2部2位の甲南大と入替戦を戦う。

6月6日 近畿大 入替戦&表彰式



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